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更新2022/06/08
明るさを制御する方法として多くのメリットがあるPWM方式ですが、周囲にノイズを出したくない・少なくしたいという場合は、パルスを使わないアナログ方式があります。
アナログ方式にはいろいろな方法があり単純にVRとLEDを直列に接続するだけでも実現可能です。
要はパルス駆動を使わない方式は全てアナログ方式といえます。
一例として、抵抗器(CRDも含む)を切り替えて輝度を可変させるアナログ方式です。
数段階程度の輝度切り替えで足りる場合に有効です。
(例)制限抵抗の値を可変する回路例
上の回路では、スイッチがオフしている時は抵抗1だけの値になります。
LEDは暗い状態です。
スイッチがオンすることで、抵抗2に電流が流れるので、LEDから見た合成抵抗値は抵抗1より下がります。
結果的に、多くの電流がLEDに流れ、スイッチオフの時より明るくなるわけです。
もっと明るさの段階を増やしたいのであればスイッチと抵抗を増やせばその分制限抵抗の合成値も細かく可変できるようにもできます。
上の回路では制限抵抗の切り替えは単純にスイッチで行いましたが、スイッチの代わりにトランジスタなどを使えばマイコンから明るさを切り替えることも可能です。
また、抵抗の代わりにCRDを使用することで定電流化された輝度制御が実現できます。
アナログ式の良いところは、PWMのようにノイズを発生しないので、周囲への影響を気にする時などに有効です。